坂本 由馬
生産本部 エンジニアリング部 生産技術グループ
2013年入社
工学部 電気電子システム工学科 卒
高校時代に手づくりバッテリーカーのコンテストに挑戦。工夫を凝らして性能を上げていくおもしろさを知り、ものづくりの虜になった。音楽鑑賞やカラオケも好きで、ロックバンドのファン。会社の野球部に所属し、試合では外野を守っている。
大学では電気を専攻し、漠然と電気工事会社への就職を考えていました。化学メーカーは全く頭になかったので、先生に相談して「化学メーカーの生産技術はどうだ」と言われた時には、目からうろこが落ちた気分でした。
早速化学メーカーを研究する中で、最も心を魅かれたのが丸尾カルシウムでした。炭酸カルシウムは古くからつくられてきた安全な素材であり、製法もしっかり確立されています。しかも、時代にニーズに合わせて変革していくことも求められています。実際に説明会に参加してみて、ラボ、パイロットプラント、プラントと規模も様々なら、装置・機械も多様な生産設備の、全てに関われると知ったことが最終的な決め手となりました。
まだ、入社してやっと2年目にさしかかったところなので、新たな生産ラインを導入するプロジェクトを推進中の上司のもとで、どのように生産ラインができていくのかを学んでいます。フォークリフトの運転や玉掛けなど、工事で行う作業について資格を取得し遊休設備の解体・撤去など小さな工事を任せてもらい、上司の指導の下実際に企画しエンジニアリング会社の協力を得ながら工事を進め、実経験を通じて学ぶ機会も増えてきました。
ほかに、稼働中のラインのトラブル対応も行っています。よくテレビなどでパン職人が、小麦粉はわずかな環境の違いにも影響を受けるという話をしていますが、炭酸カルシウムも粉なので同じです。上司は「粉は生きもの」が口癖で、状態に細心の注意を払っています。それでもトラブルはつきもので、何かあれば一刻も早く復旧しなければなりません。経験に裏打ちされた上司や先輩たちの素早く的確な動きは、とても勉強になります。時には自分で電気回路を調べてみて異常が見つかり解決できることもあり、想像以上の喜びに満たされます。
今後、ラインづくりを担当していくためには、電気だけでなく機械や化学のことも学ばなければなりません。また、設備機械の展示会を視察し新たな技術情報を収集したり、各種資格を取得したりといった勉強にも力を入れています。
一日も早く、自分で設計した生産ラインをつくり、高品質な製品を低コストで安全に世の中に提供したいですね。丸尾カルシウムの製品は身の回りのたくさんのものに使われているので、自分の仕事がみんなの暮らしに役立っていることが実感できることが楽しみです。
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