窪田 梓
技術本部 中央研究所 第3研究室
2012年入社
大学院自然科学研究科 分子科学専攻 修了
丸尾カルシウムの製品は電子顕微鏡写真を見ると球状、針状、サイコロ状など形も様々。会社説明会でそれを知り、炭酸カルシウムに俄然興味を覚えて入社を決めた。趣味は音楽を聴くこと。特にロックが好きで、仕事を終えてから好きなバンドのコンサートに出掛けることも。
1カ月の座学研修、3カ月の工場実習の後、中央研究所に配属され、さらに8カ月間、生産本部品質保証部(当時)で品質管理や依頼試験対応を勉強。眼前の課題に対しどんな実験データが必要かをまず自分で考え、どんな計測器をどう使いこなして測定するのかを教わりながらやっていくうちに、炭酸カルシウム研究に必要な測定技術や、勘が養われて行くのを感じました。
並行して新設備導入に向けた事前研究に参加し、導入予定の設備で従来と同品質の製品が製造できるかどうかを調べる各種実験を開始。2年目には中央研究所の基礎研究を担うグループに配属され、プロジェクトの正式な一員として新設備導入に取り組みました。わずか2年目にして重要なプロジェクトにアサインされ、自分なりに仮説を立て実験を積み重ねていけることにワクワクしました。しかも、大学時代の研究とは違い、生産設備に結実し、結果が目に見えることに大きな達成感を味わいました。
3年目の今は、原材料から最終製品までの様々なファクターを検証しながら環境負荷の低い製造プロセスに取り組んでいます。
プロセスに工夫を加えて、その製法でできた製品がこれまで通りの機能を発揮するかどうか、サンプルを分析することも多くなっています。一任されるので大変ですが、常に旺盛な好奇心を持って楽しそうに実験し、予想外の結果を新たな用途開発などにつなげている上司の姿を見て、1日も早く追いつきたいと頑張っています。
とても風通しのいい会社で、生産管理担当や設備のオペレーション担当などと連携して仕事を進めていけるので、多様なものの見方が自然に身につきます。社長も研究畑の出身なのでしょっちゅう研究所に顔を出し、「大切なのは結果を出すことだから」と、ルールにとらわれすぎない自分流のやり方を奨励してくれます。希望すれば社外のセミナーにもどんどん行かせてくれるなど、成長へのバックアップ体制も万全です。
自主性を重んじる社風だけに受け身の姿勢では伸びていけません。これからも周囲の優しさに甘えることなく、積極的にチャレンジを重ねていきます。
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